就職活動や転職、実務に役立つ人気のIT資格とは?【2025年版】

2025年9月現在、日本国内で就職活動や転職、実務に役立つとされる人気のIT資格を、分野別に以下のようにまとめました。
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初心者向け・IT全般
1. ITパスポート試験(国家資格)
- 概要:ITの基礎知識(経営・管理・技術)を広く学べる。
- 対象:IT未経験者、学生、一般社会人。
- 難易度:★☆☆☆☆
- 学習時間目安:50〜100時間
- 合格率:約51%
2. 基本情報技術者試験(国家資格)
- 概要:ITエンジニアの登竜門。プログラミング、ネットワーク、セキュリティなど広範な知識を問う。
- 対象:IT初心者〜初級エンジニア
- 難易度:★★☆☆☆
- 学習時間目安:100〜200時間
- 合格率:約40%
プログラミング系
3. Oracle認定Javaプログラマ(ベンダー資格)
- 概要:Javaの文法・設計・応用力を段階的に証明(Bronze〜Gold)。
- 対象:Javaを使う開発者
- 難易度:★〜★★★
- 学習時間目安:50〜200時間
4. Pythonエンジニア認定試験(民間資格)
- 概要:Pythonの基礎・実践力を証明。AI・データ分析分野でも活用。
- 対象:Python初心者〜実務者
- 難易度:★〜★★★
- 学習時間目安:30〜80時間
- 合格率:基礎76%、実践48%
ネットワーク・インフラ系
5. Cisco技術者認定(CCNA・CCNP)
- 概要:ネットワーク設計・運用に関する国際的ベンダー資格。
- 対象:ネットワークエンジニア
- 難易度:★★★〜★★★★
- 学習時間目安:150〜300時間
6. ネットワークスペシャリスト試験(国家資格)
- 概要:高度なネットワーク設計・運用スキルを問う。
- 対象:中堅〜上級エンジニア
- 難易度:★★★★
- 合格率:約18%
クラウド系
7. AWS認定資格(ベンダー資格)
- 概要:AWSの設計・運用・セキュリティなどを証明。12種類に細分化。
- 対象:クラウドエンジニア、インフラ担当
- 難易度:★★〜★★★★★
- 学習時間目安:50〜150時間
8. Microsoft Azure認定資格
- 概要:Azureの基礎から応用までを段階的に証明。
- 対象:Azure利用者、企業システム担当者
- 難易度:★★〜★★★★
セキュリティ系
9. 情報処理安全確保支援士試験(国家資格)
- 概要:サイバーセキュリティの専門知識を問う。登録制。
- 対象:セキュリティエンジニア
- 難易度:★★★★
- 合格率:約22%
10. CISSP(民間・国際資格)
- 概要:情報セキュリティの国際標準資格。実務経験必須。
- 対象:セキュリティマネージャー、CISO候補
- 難易度:★★★★★
- 学習時間目安:300〜600時間
AI・データサイエンス系
11. E資格(JDLA認定)
- 概要:AI・機械学習の理論と実装力を証明。
- 対象:AIエンジニア、データサイエンティスト
- 難易度:★★★
- 学習時間目安:100〜200時間
12. Google Cloud Professional Machine Learning Engineer
- 概要:GCP上でのAI・ML設計・運用スキルを証明。
- 対象:クラウドAIエンジニア
- 難易度:★★★★
マネジメント・戦略系
13. プロジェクトマネージャ試験(国家資格)
- 概要:ITプロジェクトの計画・管理・推進スキルを問う。
- 対象:PM志望者
- 難易度:★★★★
- 学習時間目安:200〜300時間
14. PMP(Project Management Professional)
- 概要:国際的なPM資格。実務経験が必要。
- 対象:グローバルPM、コンサルタント
- 難易度:★★★★★
- 学習時間目安:150〜200時間
これらの資格は、キャリアの方向性や実務経験に応じて選ぶことが重要です。
「ベンダー資格」とは、
特定のIT製品やサービスを提供する企業(=ベンダー)が認定する資格のことです。国家資格とは異なり、企業が独自に設けているもので、その企業の技術や製品に関する専門知識・スキルを証明するための資格です。
ベンダー資格の特徴
項目 | 内容 |
---|---|
発行元 | 民間企業(例:Microsoft、Cisco、Oracle、AWSなど) |
対象技術 | その企業の製品・サービス(例:Azure、Java、AWSなど) |
実務との関連 | 実際の業務でその製品を使う場合に非常に有利 |
国際性 | 多くがグローバルで通用する資格 |
更新制度 | 有効期限があるものが多く、定期的な更新が必要 |
主なベンダー資格の例
資格名 | ベンダー | 対象分野 |
---|---|---|
AWS認定資格 | Amazon | クラウド・インフラ |
Microsoft認定資格(Azure, M365など) | Microsoft | クラウド・業務アプリ |
Cisco認定資格(CCNAなど) | Cisco Systems | ネットワーク |
Oracle認定Javaプログラマ | Oracle | プログラミング(Java) |
CompTIA資格 | CompTIA(非営利団体) | IT全般・セキュリティ |
ベンダー資格のメリット
- 実務に直結:企業の製品を使う現場で即戦力になる。
- 転職・昇進に有利:特定技術のスキル証明として評価されやすい。
- 国際的に通用:外資系企業や海外でも認知度が高い。
- 学習教材が豊富:公式トレーニングや模擬試験が充実。
ベンダー資格のデリット・注意点
- 特定ベンダーに依存:その企業の製品に特化しているため、他社製品には応用しづらい場合も。
- 更新が必要:技術の進化に合わせて資格の内容も変わるため、定期的な再認定が必要なことが多い。
ビーバーの見解
ITパスポート試験 は「持っていてもあまり評価されない」と言われがちですが、まず基礎固めとして受けてみる価値は十分あります。
特に全くの初心者やITリテラシーに不安がある方にとっては、独学よりもスクールを活用することで効率的に学べ、時間のロスを減らせます。
独学は費用を抑えられるメリットがありますが、自分に合った学習環境を選ぶことが大切ですね。最初の一歩として取り組めば、その後の資格取得やキャリア形成の良い土台になりますよ。

最初の一歩が未来を変えるんだ。
勇気を出して挑戦してみよう!
出典
- エンジニアにおすすめのIT資格一覧!国家資格からベンダーまで徹底解説【2025年9月最新】 | Qiita Job Change
- 【2025年最新版】IT資格ロードマップ|キャリア別おすすめルート徹底解説! – CAREER ACCOMPANY
- これからくる資格ランキング TOP10(2025年版) – NEWS DAILY
まとめ
IT資格は就職・転職だけでなく、長期的なキャリア形成にも大きな力を発揮します。今回紹介した人気資格の中から、自分の目標に合ったものを選び、計画的に学習を進めることが成功のカギです。
- ✅ 自分に合った資格を見極める
- ✅ 学習スケジュールを立てて継続する
- ✅ 資格取得後のキャリア活用を意識する
資格は取得して終わりではなく、その後の活かし方が重要です。次に読むべき記事として以下もおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。